仕事を知る

業務内容

01.活動計画

ゆにこでは、土曜日及び学校休業日に、活動を設定し、毎日いろいろな活動を行っています。外出や外食、工作、クッキングなど来られる可能性の高いお子さんを想定して、活動を設定します。実際に参加される方が決まれば、来られる方に合わせて、その子がどのように取り組むことができるかを考えながら準備を行います。クッキング一つとっても、すべての工程をほぼ一人で完結できるか、危険認識はどうか、力加減の調節どのくらいか、など様々なことを想定します。材料の準備は当たり前ですが、使用する器具は、子供にあっているかなど、考慮すべきことは多くあります。活動計画をある程度1人で策定できるようになるには、事業所と契約があるお子さんを理解しなければならないため、かなり時間がかかりますが、児童発達支援管理責任者や先輩に指導してもらいながら、徐々にできるようになっていきます。

02.事業所内支援会議

各事業所において、ご契約の全児童について、定期的に支援方法等についての会議を行います。児童発達支援管理責任者を中心に、日々の記録や保護者さんや関係機関から集約した情報の整理、各スタッフへの周知などを行い、ゆにことしての支援の方向性を決定していきます。また、支援の方法などに不安や疑問があるスタッフの意見を吸い上げ、共有、解決していきます。

03.ケース会議

さまざまな理由で、連携が特に重要なケースについて、関係機関が集まり、支援体制の確認を行います。市の障害福祉課、子ども家庭課、児童相談所などの行政機関、相談支援事業所、他の福祉サービス事業所、学校などが参加をして、地域として児童家庭をサポートしています。ゆにこからは基本的には管理者・児童発達支援管理責任者が中心となって出席しますが、児童の様子を細かく伝える為、支援者が直接会議で説明することもあります。1つの事業所だけでなく、関係機関との連携を行うことで、児童にとって、統一した支援を提供することを目指します。

04.インテーク面談

ゆにこをご利用いただく際に最初に行う面談で、児童発達支援管理責任者が行います。事前の情報がある場合もありますし、ほとんど手探りの時もありますが、お子様との最初の関わりはとても大切です。どれだけ、情報を収集し、個別支援計画に反映させ、支援者に周知するかが重要となります。保護者様に適切にアプローチすることで、支援の可能性を広げます。

05.保護者面談

継続的に行う、個別支援計画面談があります。基本的には半年に1度行うことが多いですが、場合によっては期間を短くして、より細かく行う場合もあります。前回の計画策定から今回までの半年間のお子様の様子をモニタリングした結果をご報告し、次回の計画案をお渡しします。保護者様からはご家庭の様子、学校の様子等ゆにこ以外の情報をお伺いし、計画案を修正して、本計画を作成し承認を得ます。自分たちの支援に理解を得ながら、進めていくことが大切と考えています。

06.研修参加

自立支援協議会が開催する研修、毎月開催している近隣事業所との勉強会(みゅうゼミ)、提携している研修機関での研修(近江福祉大)、その他外部機関での研修参加補助、豊富な研修機会と制度を設けています。もちろん自事業所での研修も行っていますが、より広い視点をスタッフに獲得してもらうことで、客観的な子どもの捉え方、支援方法の獲得を目指します。

07.自立支援協議会への参加

ゆにこは、滋賀県大津市、草津市に事業所があり、それぞれの自立支援協議会にも積極的に参加をしています。大津市では、3事業行っていること、また、以前より自立支援協議会の活動自体が活発に行われていたこともあり、子供部会放課後支援連絡会、重心及び医療的ケア児支援協議会、子ども部会トライアングルワーキング、BCPプロジェクトなど、代表や管理者を中心に参加をしております。草津市でも、放課後等デイサービスが中心となる部会はありませんでしたが、当事業所を含むいくつかの事業所が中心となって、活動が盛り上がってきています。国で示されている放課後等デイサービスのガイドラインにも自立支援協議会等への参加が示されていますが、地域との連携なしに支援を行うことはできないと考えています。

08.大津市自立支援協議会

https://www.otsuziritu.org/

1日の流れ

AM10:00

朝礼

朝礼では、ゆにこで大切にしているミッションの共有、当日の業務分担、前日までの引継事項の確認などを行います。

AM10:30

個別支援計画面談

保護者さんとの面談は平常時の午前中に行うことが多いです。半年に一度、前回の計画からの本人さんのゆにこでの様子をお伝えし、次の半年間の計画案をご説明します。また、ご家庭、学校での様子などもお伺いをし、最終的な計画を作成。承認をいただいています。

PM12:00

昼休憩

PM13:00

活動ミーティング

ゆにこでは、平常時の午前休みが定期的にあるので、当日出勤のスタッフは13時に全員出勤になります。土曜日や長期休暇などは、1日支援で時間が取れないため、事前に担当が立てた計画を、管理者や他のスタッフの意見をもらって、完成させます。

PM14:00

当日の打ち合わせ

非常勤のパートが出勤してきたタイミングで、当日の全体の流れを確認します。非常勤のスタッフは、常勤スタッフよりも出勤日数も少ないことが多いため、このタイミングで、前回の出勤から起こった出来事などを共有していきます。

PM14:30

送迎

地域の学校、特別支援学校など、お迎えの時間はバラバラですが、打ち合わせで決められた担当がお迎えに行きます。先生との引き継ぎで、その日の学校の様子をお伺いしたり、車の中で、子ども達の話を聞いたりします。

PM15:00

支援

ゆにこに到着すると、自分たちの靴、カバンを所定の場所に置く、連絡帳などを出す、手洗いをする等一連の流れをサポートします。始まりの会、おやつ、宿題、過ごし、終わりの会などを行いますが、それぞれ子ども達一人ひとり個別にポイントを押さえながら支援を行います。

PM17:00

送迎、掃除

帰りはご自宅まで、車での送迎となります。保護者さんに当日のゆにこでのご様子を伝えます。ご利用の度に保護者さんと会うことができますので、最近のご不安に思っておられること、相談したいことなどを発信していただきやすい立場ですので、逃さずキャッチできるようにします。また、送迎に出ないスタッフで事業所の掃除を行います。

PM18:00

記録、振返り

活動記録については、毎日ご利用された子ども一人ひとりについて、行わなければなりません。ただ、様子を記載するのではなく、支援のポイントはどこだったのか、考えながら作成していきます。ある程度記載ができたら、振返りを行っていきます。振返りは、その日の出来事で、自分の支援が適切であったのか、なぜあの子はあの時このような行動をしたのかなど、新人や非常勤スタッフを中心に質問を聞き、疑問を解決していきます。その振り返りの内容も加えて、活動記録を完成させていきます。